2015年 10月 09日
10月8日☆『スタミナと気力』石川恵彩、矢口宏紀&野田裕
今日は石川恵彩、新人研究生の矢口宏紀、野田裕です。
いつもダンディでおちゃめな石川さんは、連日のお稽古とご自身のお仕事でかなりお疲れぎみ…
でも、日記を引き受けて下さいました!
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お芝居の流れを掴む通し稽古が始まりました。
早出の男性キャストの歌の特訓も有り、稽古時間もながくなり、いよいよ、追い込みです。
風邪を引かないよう、防御用のマスクが増えてきました。
ダメ出しも厳しくなってきました。
各々のスタミナと気力を結集して良いハーモニーを創りたいと思っています。
皆さんと一緒に頑張るしかありません。
石川恵彩
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こんにちは。
劇団朋友新人の矢口宏紀です!
今回のお芝居、劇団昴の牛山茂さんがご出演なさっています!
いやはや、この文章を読んでいる方は、なにを今更!とお思いになるかも知れません。
が!
吹替の映画や海外ドラマを、多少は好んで観ている自分からすれば、たくさんの作品で吹替をされている、あの!憧れの大先輩!なのです。
そんな牛山さんと同じ稽古場にいられることにすごく感激しております。
いきなりとっても個人的、かつ、ミーハーなことですみません。
そんな感激も相まってか、稽古場のいろいろを整える姿勢にも少し熱が入ったりした本日は、1幕と通しの稽古。
初めて通して観させていただいたのですが、
先輩方の芝居を観て勉強しよう!という気持ちも抜けて、ただ純粋に、おもしろい!と思えました。
ですが、演出家の黒岩さんからは手厳しいダメ出しが!
自分には見えていない世界が見えていて、現状に満足することなく、更に磨きをかけておられます。
稽古場全体の温度がかなり上がってきています。
これは、本番を楽しみにお待ちいただいて良いのではないかと!
是非とも、お誘い合わせの上、劇場に足をお運びください。
ではでは、矢口でした!
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皆様こんにちは。
新人の野田 裕です。
三越劇場にて幕が上がるまで残すところ1週間程となり、稽古も最終段階の『ら・ら・ら』!
稽古場では日々出演者・演出家・スタッフにより、緻密で繊細な瞬間が連なってこの劇が色んな表情を見せてくれています!
そして昨日より今日、今日より明日と、稽古を通してどんどん大きくなっているのがこの作品における鍵でもある「歌」の存在です。
今回の僕の日記ではそんな「歌」にちょっと触れてみたいと思います。
この物語のなかで「歌」あるいは「歌うこと」は、様々な事情を抱えている登場人物たちにとってそれぞれに意味があります。ある人には生き甲斐として、ある人には多くある趣味の一つとして、またある人には他人との接点として描かれているのです。
歌は僕にとっても生きている上で度々意味を持ってきました。
言い換えると、何度も何度も歌に助けてもらいました。
例えば。失恋なんてしちゃったりしてどうしようもない気分の時、たまたま聴いた全く関係ない内容の歌が、えてして僕を励ましてくれたり。
例えば。受験当日、臆病な自分に勢いが欲しいとき音楽プレーヤーからドンピシャな内容の歌を呼び出したり。
こんなこともありました。
大学3回生の終わり頃、学科の論文発表会の打ち上げで15~6人でカラオケに行った時のこと。その日初めて知り合った同学年の男子学生が歌ったある歌はとにかくへたくそでしたが、その時、お芝居の道に進もうか就職しようか迷っていた僕に決断する力をくれました。その歌を歌っていたその彼の顔も名前も忘れましたが、彼があの時あの歌を歌ったから今の僕はいます。
人との出会いは縁ですが、歌との出会いも、やはり縁だなと思います。
今の自分にとって大切な歌をもしあの時知っていたら?人生変わったのかも?…なんてことを思ったり。今の僕が10代の自分に教えてやりたい歌はたくさんあります。「この歌聴いて元気出しやがれ」なんて。でも、今の自分が聴いて感じるもの・感じることというのは10代の自分ではいくら聴いても感じ得ないかもしれない。ただただポカーンとしているかも。逆に今の僕が聞き流しているような歌も、何年も経ったあとやっと共感することもあるでしょう。
歌は単体で存在し得ません。
それを聴く人の人生と共鳴してその人と共に在るものなのだろうと思います。
この『ら・ら・ら』に登場する合唱サークルの「あんだんて」のメンバーたち。
彼らは劇中、コンクールに出場するためにある歌を選びます。
その歌に込められた思いや情景はおそらく、元の歌い手のそれとは全てが同じとはいかない。それは、思いも情景も「あんだんて」のメンバー自身のものだからです。そんなふうに個人的な意味をもつ。それだから歌は素晴らしい。
そんなわけで、稽古で役が育つのと同時に劇中の「歌」も育っていっています。
他人同士どんな事情があれど、「歌」というひとつのもを通して輝く瞬間がある。この芝居でそんな瞬間を、皆様とご一緒できれば嬉しいです。
長くなりました。
今回はこの辺で。
『ら・ら・ら』
三越劇場にて!
お楽しみに!
野田 裕でした!!
最後に問題です。
僕の日記の中で何回「歌」と言ったでしょうか?
おまけのコーナー
舞台監督の今村さんが、朋友の古くなってしまって使いにくくなった「釘&ビス箱」を新調してくださいました!
これをもって、三越劇場〜中国ブロックにまわります!うれしいです
感謝!感謝です!!!
担当あさりでした。
by lalala2015
| 2015-10-09 10:55